ADHDがマルチタスクが苦手?その3つの対策とは

ADHDはマルチタスクが苦手?

ADHDの特性といえば、忘れ物や遅刻の多さ、うっかりミスなど、オッチョコチョイなものが目立ちますが、その中の一つにマルチタスクが苦手という特性があります。

マルチタスクってなんぞや?と思った方のためにここで説明させてもらうと

●マルチタスクとは…複数の作業を並行して行うことです。 

ちょっとした例でいうと“説明を聞きながらメモをとる”とかです。…あれ、どっちに集中していいのかわからなくないですか?笑

が、すごく残酷な話なのですが、ADHDの場合いくら頑張ったところでマルチタスクに対応できるということはありません。

もう生まれつきの脳の構造なので、それ自体を治すことはできないんですよね。

でも、一番大事なのはそれを踏まえた上でどうしていくかってことであって。できないことを悩み続けることに何の意味もありません。

できないんだったら、できないなりに必ず対策はありますし、それに関してはもう“やるかやらないか”だけです。

なので今回はADHDでマルチタスクな現場に置かれた時の対策を3つお伝えします。

  1. 自分の特性についてふわっと伝えておくこと
  2. メモを取って毎日、優先順位を把握すること
  3. 一回の指示をシンプルにしてもらうこと

これらを一つずつお伝えしていきますね。

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マルチタスク対策1:自分の特性についてふわっと伝えておくこと

まず、すごく勇気のいることですが周りの人に自分は“一つずつしかこなすことができない”ということをふわっと伝えておくことが大切です。

これ、すごく勇気がいることですが、何気なく丁寧に伝えれば案外わかってくれるものです。

その際、注意しておきたいポイントとしては

できることをメインに、できないことはふわっと伝える 

ということです。

わかりました、これから頑張ります!と。まずは前向きにやっていく意志を伝えること。

その上で「ただ、一つずつでないと混乱してしまうことがあるので、まずどれから手をつければいいでしょうか?」みたいに前向きに質問すると、相手も好印象でサポートしれくれる場合があります。

職場にいませんか?仕事ができるわけじゃないのになぜか愛される人。そうゆう人って“頼り方”がすごく上手いんですよね。

本人は意識しているわけではないのでしょうが、それは立派な生きていく術でADHDなら身につけておくに越したことはないです。笑

何でも一人でやらなくちゃじゃなくて、時には人に頼ること。恋愛と一緒で、職場でも自分のことをわかってもらおうと相手に押し付けると上手く生きません。

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マルチタスク対策2:メモを取って優先順位を番号で把握すること

どんな仕事にも“やるべき順番と流れ”というものが存在します。…この時点でもう気が狂いそうになりますが、落ち着いて考えていけば大丈夫です。

例え今、どんなにたくさんの仕事を並行して行わないといけない状況にあったとしても、それらを達成するまでの道のりを、他人事のようにぼーっと眺めてみると

結局は、やるべきことを“一つずつ”こなしていくだけです。

じゃぁどうして焦ってしまうのかというと、具体的に今何をするべきなのかがモヤっとしていて、どこからどうやって手をつけたら良いかわからない状況だからです。

でも、それがわかれば大丈夫です。

もしどうしても今何をするべきなのか、自分で判断ができないのであれば、できる人に聞くこと。そして優先順位に号を振ってもらうと良いです。

こうすることで漠然とした“やばい…”という不安が少し減ります。

ADHDは、頭の中が常にごちゃごちゃしているので、目に見える形で今やるべき行動をメモしておくというのがすごく大切です。

が、メモと聞くとそれだけで嫌悪感を抱く人も多いのではないでしょうか。

それはおそらく

  1. どの部分をメモしていいのかがわからない。
  2. メモ帳自体を頻繁になくす。
  3. 家に帰って見直してもさっぱりわからない。

こんな感じだと思います。説明を受けている時点で「これ家に帰って見直しても、わかる気しないなぁ。。」とか思っていると、今度は全然、説明が頭に入ってこない状況になってしまって

結局、後でメモを見返しても「あれ?なんだこれ?」みたいな謎な単語がぞろぞろと書きなぐってあるだけで自分でも解読できなかったり。。これ超あるあるです。笑

でも、それでもやっぱりメモをすることは大切です。例え、上手くできなくてもです。

少しずつやって見て、それでも自分一人だと限界を感じたら、できる人に頼んで箇条書きにまとめてもらう。そしてそこに順番をつけてもらって

今はこれ。これが終わったら次はこれ。

そうやって小学生でもわかるくらいのレベルまで落とし込んで行動を明確にしていくこと。一つ一つ達成できれば小さな自信にも繋がりますし、できることも少しずつ増えていくはずです。

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マルチタスク対策3:指示をシンプルにしてもらうこと

もし教えてくれる人との信頼関係が築ければ、一つずつ指示を出してもらうよう頼んでみるといいです。

よく困るのが

えっと、14時になったら、あの奥の倉庫から緑と青のお皿を5枚ずつ持ってきてください。その時もし中澤さんいたら一階の様子も聞いてきて?

みたいに、一つの指示の中に数え切れないくらいの情報が入っていた時ですね。これだと14時にお皿を取ってくる、くらいまでしか恐らくこなせません。

そして倉庫についた頃には「あれ…?皿って何色って言ってたっけ?」って危うくなっていて、中澤さんの件に関してはもう完全に聞かなかったことになってます。笑

なので“こいつ使えない”と思われしまう怖さもありますが、できるだけ一回の指示はシンプルにしてもらうよう頼んでみるといいです。

多くても2つまでにしてもらうこと。

それか、どうしてもそれを全部こなさなくちゃならない状況だったら、相手がどんなに忙しくても、指示を一字一句メモを取れるだけの時間をもらうこと。

こうゆうことを少しずつ丁寧に一生懸命やっていけば、例え上手くできなくても「この人なら助けてあげたい」と思ってもらえることもあります。

いかに自分のできることを精一杯やるか。これが一番大切です。

 

ADHDはマルチタスクは苦手だけ対策はできる

以上の3つがADHDがマルチタスクな状況に置かれた時にできる対策です。まとめると

  1. 自分の特性についてふわっと伝えておくこと
  2. メモを取って優先順位を番号で把握すること
  3. 指示をシンプルにしてもらうこと

こんな感じです。

これもまた全部一気にやろうとすると混乱してしまうと思うので、1ができるようになったら2を…みたいな感じて一つずつやってみること良いかもしれません。

あくまでも周りの人と比べないで、自分のペースで確実にこなしていくこと。いつだって比べるなら“前の自分”と比べることです。

一つでも何かできることが増えていたら、もうそれは立派な“成長”だし、この先どこに言ってもその事実は消えることはありません。

そうやって小さなできることを積み上げていくと、気づいたら見える景色も変わってくるはずです。

けれどもし今いる場所でこのまま一生懸命頑張っても、もうやっていくのは無理そうだなと感じたのなら、潔く辞めて別の道に進むのも一つの選択肢です。

そこでの人間関係。任された仕事内容。職場の環境…。いろんなものが絡み合って初めてそこでやっていけるかどうかが決まりますし

無理して無理してを繰り返すとある日、本当におかしくなります。笑

なので一番良いのは“心の底からエネルギーを注げるものに出会うこと”なのですが、これも探し続ければ絶対に見つかるはずなので

どうか怯えず、縮こまらず、色んな人やものに触れ続ける機会を作っていってください。世界は広いです。自分とは全然違う場所で、全然違う経験をしてきた面白い人たちが山ほどいます。

マルチタスクとかバランスとか。なんだか丁度良さを保つのが苦手なADHDですが、それもまた個性。悪いことだと否定せず、自分の良さを活かせる生き方を探していきたいですよね。

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ADDのシンガーソングライターです。現在は得意なことを伸ばそうと音楽活動をしながら、このサイトの運営をしています。 大人のADHDで悩む全ての方に、私の体験談や・対策・辿ってきた道のりをお伝えし、少しでも前向きに生きて言ってもらえたらと思っています。